伝説で彩られた123年
1902年3月6日、マドリード・フットボール・クラブの初代理事会が選出された

レアル・マドリードは創設123年を迎えた。世界最高クラブの歴史は1902年3月6日、マドリード・フットボール・クラブの理事会が初めて公式に開催されたことからスタート。それから123年後、欧州王者に26回(サッカー15回、バスケットボール11回)輝いて世界のスポーツ界の中心となり、FIFAによって20世紀最高クラブに選ばれる栄誉に浴している。
2024年、レアル・マドリードは伝説の経歴に5タイトルを加えた。ウェンブリーでデシモキンタ(15回目の欧州王者)を成し遂げ、クラブ史上9度目のワールドチャンピオンに輝き、リーガ、UEFAスーパーカップ、スペイン・スーパーカップも制覇してヨーロッパでの覇権をさらに拡大した。バスケットボールでは37回目のトロフィーを獲得し、リーガのディフェンディングチャンピオンになっている。
輝かしい実績
サンティアゴ・ベルナベウが会長を務め、ディ・ステファノ、ヘント、プスカシュ、コパ、サンタマリアといった伝説的な選手たちを擁したレアル・マドリードは、1956年から1960年にかけて最初5回のチャンピオンズカップ(チャンピオンズリーグの前身)を連覇した。1966年にはアマンシオやピッリといったレジェンドたちがスタメンに名を連ね、セスタ(6度目の欧州王者)を達成。2023年11月11日にホセ・マルティネス・ピッリが伝説的なガリシア人ウインガーの後任として、クラブの臨時総会でレアル・マドリードの名誉会長に任命された。
近年の成功により、レアル・マドリードの比類なきタイトルは、チャンピオンズリーグ15回、クラブワールドカップ9回、UEFAスーパーカップ6回、UEFAカップ2回、リーガ36回、国王杯20回、スペイン・スーパーカップ13回、リーグカップ1回、ラテンカップ2回、スモールワールドカップ2回、イベロアメリカカップ1回となっている。
バスケットボール
バスケットボール部門でレアル・マドリードのトロフィーキャビネットでは、ユーロリーグ11回、リーガ37回、国王杯29回、スペイン・スーパーカップ10回、インターコンチネンタルカップ5回、カップウィナーズカップ4回、コラチカップ1回、ULEBカップ1回、ラテンカップ1回のタイトルが際立っている。
女子サッカー
2020年以降、女子サッカーチームとそのカンテラもクラブの歴史の一部となっている。レアル・マドリードは昨季のリーガで準優勝し、4年ぶり4度目の女子チャンピオンズリーグ出場権を獲得した。
サンティアゴ・ベルナベウ
このスタジアムは普遍的かつ前衛的な模範となるべく、壮大な変貌を遂げ続けている。フロレンティーノ・ペレス会長は前回の通常総会で「我々はレアル・マドリードが5年前に自らに課した大きな挑戦、ベルナベウをマドリードの建築的象徴とすることを達成するための最終段階にいます。ベルナベウは世界のサッカー界で最も象徴的なスタジアムです」とその重要性を強調した。さらに、シウダー・レアル・マドリードは世界最高のスポーツ施設であり、開場から19年経った今も成長を続けている。
収入
レアル・マドリードは初めて10億ユーロを超える収益を上げたサッカークラブとなり、初めてSNSのフォロワー数が6億人に達したスポーツ団体となった。さらに、フォーブスやブランド・ファイナンスのような主要かつ最も権威あるサッカーランキングで首位に立っている。
レアル・マドリード・ファンデーション
レアル・マドリードは創設123周年を迎え、普遍的かつ連帯したクラブになっている。レアル・マドリード・ファンデーションは100カ国以上に拠点を置き、27年前の設立以来、全大陸で1,000以上のプロジェクトと400以上の社会スクールを通じて、150万人以上の人々の生活向上に貢献してきた。