アンチェロッティ:「この対戦は拮抗した展開になるだろう」

「ベルナベウで行われたチャンピオンズリーグの直近の試合となったシティ戦にいい思い出がある。特別な夜だった。同じような試合を再現したい」と指揮官は付け加えた

アンチェロッティ:「この対戦は拮抗した展開になるだろう」
ニュースEduardo Olivera写真:Antonio Villalba

カルロ・アンチェロッティ監督チャンピオンズリーグ・ラウンド16第1戦アトレティコ戦(スペイン時間:火曜21時、日本時間:水曜5時)の前日、シウダー・レアル・マドリードで記者会見に出席し、次のように語った。「ベルナベウで行われたチャンピオンズリーグの直近の試合となったシティ戦にいい思い出がある。特別な夜だったし、もちろん同じような試合を再現したい」

「アドバンテージがあっても勝てるとは思っていない。それは不可能だ。接戦になるだろうし、第2戦で決まると思う。明日の目標はいいプレーをして、第2戦に向けてアドバンテージを得ることだ。明日、大きなアドバンテージを得られるなんて考えられないし不可能だ。相手はとてもよく戦い強いので、最後まで完全に互角の戦いになるだろう」

バルベルデの状態
「昨日は個人で練習し、手応えを感じていた。今日はチーム練習に参加し、その後で出場するかどうかを決めるつもりだ」

チームの姿勢
「明日の試合で何が起こるかを見なければならない。我々はここ数試合、ベティス戦を除けば姿勢の面ではうまくいっていた。その試合が独立したケースであることを願っている」

システム変更
「ここ数試合と同じようなプレーをすることに変わりはない。アセンシオカマビンガのように休養を取り、明日、より出場のチャンスがあるかもしれない選手たちのことも考慮する必要がある。中盤を強化したり、FWを1人外したりするつもりはない。同じ考えを維持しなければいけない」

エムバペとグリーズマン
「彼らはそれぞれ違った特徴を持つ世界最高の選手たちだ。2人とも本当に素晴らしいクオリティを備えている。グリーズマンはゲームコントロールがうまく、パスミスをすることが滅多にない。エムバペは真のストライカーの資質があり、フィニッシュワークや相手の裏に抜ける動きがより決定的だ」

力強さの欠如
「このチームは試合の状況をよく読むことができるが、ベティス戦はそれができなかった」

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シティ戦と比較し、どのように試合に臨むか?
「あまり違いはないと思う。もちろん2つの対戦相手の違いを考慮しなければならない。アトレティコはより縦に速く、カウンターができる。それを考慮しなければならないが、自分たちのスタイルやメンタリティ、アプローチを変える必要はない」

選手時代と比較したコミットメントの欠如
「2つの異なる時代を比較するのは難しい。犠牲心よりもクオリティを重視する選手もいた。より明確に言えば、走る選手と違いを作る選手の2種類の選手がいる。中間に留まることはない。走るか違いを作るかのどちらかだ」

多くの重傷者が出ている中、選手層は十分か?
「我々にはカルバハルミリトンのような重傷者が数多くいた。これはシーズンに影響するが、カンテラからアセンシオのように、我々を大いに助けてくれる非常に優秀な選手が出てきた。怪我はチームのキャラクターを見極め、新しい選手により多くのチャンスを与える機会になることもある。選手たちにとってはフィジカル的に非常に厳しい日程だ」

バルベルデがサイドバックでプレーしない場合、右サイドバックはルーカス・バスケスとアセンシオのどちらが務めるか?
「ルーカス・バスケスだ」

他のユーロダービーとの違い
「ダービーは常に同じだよ。試合前の感情やプレッシャーという点で特別な試合だ。いつも互角で激しい試合になるし、明日もそうなるはずだ。アトレティコはすべての大会において非常に良いシーズンを送っている。先日の試合の前半はとても悪かったが、後半はかなり良くなった。前半のようにプレーするのではなく、後半のようにプレーすることを考えなければならないが、それはそれほど難しくはない」

シメオネについての意見
「彼に関する最初の思い出は現役時代だ。彼はユベントス対ラツィオの試合でゴールを決めたんだ。我々はリーグ優勝を争っていたが、彼はトリノでゴールを決めた。ラツィオが勝ち、最終的に彼らが優勝した。2000年だったと思う。監督として私は彼のことを大いにリスペクトしている。偉大な監督だよ。彼がアトレティコ・マドリードで成し遂げたことは、クラブをヨーロッパのトップレベルに引き上げたことだ。私は彼の試合の流れを読み、チームをピッチに送り出すやり方を気に入っている。また、チームの戦術や守備のコミットメントも好きだ。それらすべてを本当に気に入っている」