アンチェロッティ：「我々は良い瞬間を過ごしており、ビルバオで自分たちの力を最大限に引き出すつもりだ」

カルロ・アンチェロッティ監督がシウダー・レアル・マドリードでの記者会見に出席し、リーガ第19節アスレティック・クラブ対レアル・マドリード（スペイン時間：水曜21時、日本時間：木曜5時）を次のように分析した。「素晴らしい雰囲気になるだろうし、いい相手と対戦する。我々は良い瞬間を過ごしており、ビルバオで自分たちの力を最大限に引き出すつもりだ。目標は試合に勝つことであり、そのためにはベストを尽くす必要がある。アスレティック・クラブは個々のクオリティが高く、とてもうまくやっている激しいチームだ。スペインでもトップクラスだよ」

「私は特にチームが良いプレーをし、困難にもかかわらず貢献している時はとても良い。我々は戦っている。12月に何かを勝ち取れると誰も思っていないが、我々は戦いに参加しなければならないし、困難があってもそこにいる。ビニシウスJr.、カマビンガ、アラバが復帰すれば、さらに激しく戦うことができる」

サン・マメスで誰がPKを蹴る？
「明日はベリンガムとエムバペが分析し、自分たちでPKを蹴るのに最適なコンディションの選手を選ぶだろう。議論の余地はない。ヘタフェ戦のPKは2通りに分析できる。ある人は不安の行為と見なすが、我々は責任と利他主義の行為と捉えている。この2つは我々にとって重要だ」

「エムバペのような偉大な才能の利他主義は、我々が非常に高く評価する行為である。なぜならそれはサッカー界で最も偉大なタレントとなり得る選手が、チームのために自らを捧げていることを意味するからだ。私にとってそれは勇気の欠如ではなく、チームメイトのための重要な行為だ。クラブの全員が利他的な行為として評価している。それは彼が正しい道を歩んでいるということを意味している。私はそのことを大いに評価しているよ」

チュアメニの復帰
「彼はとてもよくやっている。練習にしっかり取り組んでいるし、よく回復している。明日、どこで起用するか分かるだろう。少しずつ選手が復帰してきていると考えるしかない。彼はCBでも守備的MFでも守備で役立っている。我々にとって非常に重要な存在だ。我々は彼やミリトン、カマビンガがいなくなったことで高さが失われており、彼はセットプレーで高さを与えてくれる」

右ウイングの役割
「左ウイングよりも守備の仕事が多い。そのため常にウイングを起用するのではなく、MFやインサイドハーフを起用することもある。ブラヒムとベリンガムはその特徴を持っている。その特徴をピッチ上のシステムに適応させなければならない」

セバージョス
「彼はアセンシオのようによくやっている。ピッチに入り、良い姿勢で自分のクオリティを示していた。彼は他の中盤の選手とは違う。エネルギーよりもボールコントロールに優れている。個性があり、ボールを持つことに不安がない。プレーにさらなるクオリティをもたらしてくれる」

アセンシオの素早い適応
「信頼できるCBであることを示した。ポジションの知識も不足していない。ポジション取りがとてもうまく、安定性とモチベーションがある。ここ4試合で多くのことを示してくれた。いつか彼をベンチに置いておこうと思ったら、私はよく考える必要がある。彼の成熟度と試合のシチュエーションに対処する時の冷静さには驚かされた。とても安定していて、心配する姿を見ることはない。彼はすでに厳しい試験に合格している。このチームの選手としてあらゆる価値があると考えられるし、彼はそれに値している」

ベリンガムのゴールへの貢献
「チームのダイナミズムが向上したことで、特に彼は再びゴールを決められるようになった。常にいいプレーをしていたが、今はより高い位置でプレーしている。我々はポゼッションでより成功し、より明確になっているし、エムバペの個人能力が向上したことでスペースができ、彼はそれをうまく利用している。いくつかの試合を除いて、彼のポジションはずっと昨季と同じだ」

左サイドバックのフラン・ガルシアとメンディの競争
「それは戦術的決定だ。私はチャンピオンズリーグに2回優勝した選手に全幅の信頼を寄せている。フランは守備に優れ、攻撃面でも貢献している。彼は私が与えたチャンスを最大限に生かしている」

リベルタドーレス杯決勝
「試合を見た。素晴らしい雰囲気だったし、試合開始1分のキックも素晴らしかった。ボタフォゴの姿勢とコミットメントは並外れていたし、（ナポリで指導した）アランとリベルタドーレス杯を初制覇したブラジルサッカー界の歴史的クラブであるボタフォゴのことを考えるととても嬉しいよ。もし彼らが勝ち進めば、インターコンチネンタルカップで対戦できることを嬉しく思う。彼らは並外れた努力をしていたし、彼らのことを祝福したい」