アンチェロッティ:「ダービーは常に特別な試合だ」

「両チームともリーガ優勝を目指して戦っている。拮抗した激しい試合になるだろう」と指揮官は語った

アンチェロッティ:「ダービーは常に特別な試合だ」
ニュースAlberto Navarro

カルロ・アンチェロッティ監督シウダー・レアル・マドリードで記者会見に出席し、サンティアゴ・ベルナベウで行われるリーガ第23節(スペイン時間:21時、日本時間:日曜5時)のダービーを次のように分析した。「リーグ優勝を狙う2チームにとって非常に重要な試合だ。ダービーはいつも通り特別な試合だよ。アトレティコは強いので、拮抗した試合になるだろう。試合前に目新しいことは何もない。相手は我々と同じようにこの大会を戦うために必要なすべてのクオリティを備えている」

「スタメンに疑問を持っていたが、今日、ルーカスとカマビンガによって解決された。クオリティーと組織的なコミットメントを両立できるようなスタメンを組むつもりだ。この2つはシーズン中の成功につながるものであり、鍵はこの2つを組み合わせること。今季はクオリティがコミットメントを上回っているので、我々はそれに匹敵できるように取り組んでいる」

ダービーのプレッシャーにどう対処するか?
「難しい試合だが、こういう試合は好きだ。大きなプレッシャーがあるけれど、皆が見る試合だからね。非常に拮抗した、我々が主役を演じるスペクタクルなサッカーになるだろう。チームとともに苦しみ、戦わなければならない。こういう試合は終わった時に祝福するか、少し苦しむか、どちらかしかない」

勝ち点3の重要性
「リーガ優勝に向けて重要なので、我々は勝ち点3を必要としている。これまで強敵との試合で我々はベストの状態ではなかった」

ダービーへの準備
「国王杯に出場した選手は昨日、ジムやプールでリカバリーを行い、出番のなかった選手たちはインテンシティの高い練習を実施した。そして今日は戦術練習を行った。明日はビデオを見る予定だ。今日は相手のビデオを見て、明日は私が選手たちに戦術を提案する。今夜はリラックスするためにテレビを見るつもりだ」

テバスの発言
「このような重要な試合の前にしてその話題には触れたくはない。誰も正気を失っていないのでテバスは安心していい。我々はシステムを改善するために、何が起きたのか説明を求めている。聞くところによると、誰も満足していないようだ。今のシステムはマドリードに有利だと言われているが、マドリードがシステムを変えたいと言うと彼らはそれを拒否する」

エスパニョール戦のVARの音声
「まだ受け取っていないが、なぜ彼らが渡したがらないのかは分からない。その件は彼らに質問すべきだ。我々は音声を要求した。それが出されることもあればそうでないこともあるが、我々は秘密のものを要求しているわけではない。それはどのように対応したかを知りたいという動きだ。おかしなことは何もない」

集団としてコミットメント
「守備はチームに堅固さを与えてくれる。FWが精度を欠いても良い結果を得ることができる。攻撃面はとてもうまくいっているし、4人のFWは60ゴール以上を決めている。もちろん堅固な守備はチームワークの賜物だ。我々は緊急事態にあり、チームには60ゴール以上を決めた4人の守備のサポートを必要としている」

FW陣の守備のサポート
「前線の4人の問題ではない。プレスをかける時と、ブロックとして下がる時を修正する必要がある。それは唯一無二の考えであり、特にこういう試合ではその点を修正したい。明日はその点に関して最高のチームのひとつと対戦するので非常に重要となる」

緊急事態への対応
「チームはバランスを欠くことがある。FWをひとり外せば問題が解決すると思っている人もいるが、そうではない。守備の問題は集団の問題だ。それはFW、MF、DFの問題だよ。多くの人はDFに緊急事態が発生していることを忘れている。世界最高の右サイドバックであるカルバハルを失い、ミリトンも失った。にもかかわらず我々は良い結果を得ることができた。まだすべての大会を戦っているし、シーズン終了まで遠くない。リュディガーとアラバが間もなく戻ってくるので緊急事態はわずかな期間だ」

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「我々はシーズンのこの時期に非常に重要なDFを欠いている。カルバハルとミリトンが早々に負傷してしまった。このような状況にもかかわらず、カンテラから若い選手を引き上げることで解決した。またチュアメニとバルベルデのポジションも変更した。正常に戻ることを願っている。チュアメニをボランチ、バルベルデをインサイドハーフ、ミリトンとアラバをCB、カルバハルを右サイドバックに再び起用したい。すべてが解決しているわけではないが、我々はいくつか結果を出している。だから我々は首位なんだ」

バルベルデのポリバレントな能力
「選手が怪我をすることを心配している。バルベルデは常に試合に出ることを望んでいる。欠場者がいるので彼をボランチや右サイドバックに起用しているんだ。国王杯はルーカスが小さな問題を抱えていたからだ」

エムバペとチームにおける重要性
「エムバペは謙虚にとても良い状態を迎えている。 彼はどこでプレーするか、いつPKやFKを蹴るかを一度も求めたことがない。チームと彼の特徴に適応するためには時間が必要だった。しかし22ゴールを決めているというデータがある。皆が期待していたように、彼はとてもよくやっている」

セバージョスの状態
「セバージョスはボールと試合のテンポをうまく操る選手なので、より主役を演じるようになった。ハードワークする選手であり、攻守にわたって常に存在感を発揮している。今季はコンディションが良いので、例年より際立っている。彼は問題なくプレーする機会を得て、フィジカルコンディションを向上させている」

カンテラーノ
「アセンシオは悲観主義者で将来性豊かだ。新しい選手をたくさん起用していたので、彼のことはあまり評価していなかった。ハコボも悲観主義者だよ」

ロドリゴの役割
「ロドリゴは60ゴールとチームにおいて重要な役割を果たしてきた。彼は他の選手と同じように多くのクオリティを持った選手だ。バランスを求めるために1人、2人、3人、4人のFWを外す必要はない。その4人を外し、4人のMFを入れることでよりバランスを取ることはできるし、彼らはもっとプレスをかけてくれるだろう。しかし60ゴールを決めることはできないと思う」

アトレティコのツイート
「私はSNSをフォローしていない。マドリーが好きではないシステムを変えたがっているからだが、プレッシャーについては分からない」

SNSについて
「私は古い世代でペンで書いている。テクノロジーにはかなり疎い。時々、SNSはあまり意味のない議論や論争を巻き起こすことがある。私の意見として、SNSは目に見えない。もしフェルナンド・ブルゴスが私を批判するなら、それをするのはフェルナンド・ブルゴスだ。SNS上で彼は私にとっては見えない知らない人だ。もし私が批判を受けたらそれをした人の顔を見たいので、見ないほうがいい」

セルヒオ・ラモスとメキシコ
「なぜ93番をつけたかは分からない。セルヒオはクラブのレジェンドだ。我々は幸運にも彼を指導し、多くの時間を共有できたし、彼の幸運を祈っている。メキシコの人々は彼のことを楽しめるだろう」