アンチェロッティ:「目標は1週間前と同じような試合をすることだ」

「面白くも複雑で難しい試合になるだろうが、我々は良い準備をするつもりだ」とレアル・マドリードの指揮官は語った

アンチェロッティ:「目標は1週間前と同じような試合をすることだ」
ニュース写真:Antonio Villalba

カルロ・アンチェロッティ監督シウダー・レアル・マドリードで記者会見に出席し、マンチェスター・シティとのチャンピオンズリーグ・ラウンド16進出に向けたプレーオフ第2戦(日本時間:水曜21時、日本時間:木曜5時)について次のように分析した。「面白くも複雑で難しい試合になるだろう。我々は良い準備をしてきたし、我々を助けてくれる選手を回復させたい。1週間前と同じような試合をするつもりだ。90分間ですべてを懸けて戦うという、この手の試合の難しさを考慮するつもりだ」

「グアルディオラは自分たちが勝ち抜ける可能性が1%だなんて思っていないと思う。明日の試合前に聞いてみるつもりだが、当然のことながら彼はもっと確率が高いと思っているはずだ。我々は99%あると思っているのではなく、わずかなアドバンテージがあると思っている。うまくいった第1戦と同じような試合をすることで、そのチャンスを生かさなければならない」

第1戦でアドバンテージを得たことの心理的矛盾
「それは心理的な問題であり、何度も起こっていることなので考慮しているが、修正するのは難しい。我々にはアドバンテージがないので、0-0のつもりで試合に臨まなければならないと選手たちに言っても、それはナンセンスなことであり、誰も信じてはくれない。客観的な事実がある。それは我々が3ゴール、シティが2ゴール決めているということだ。それを変えることはできない。変えられるのはチームや計算することなく試合にアプローチする姿勢だ。目標は1週間前と同じような試合をすることだが、自分たちにアドバンテージがあることを忘れてはいけない」

明日のスタメンに迷いはあるか?
「迷いはない。疑問は払拭された。リュディガーは先発でプレーできるし、チュアメニはボランチ、アセンシオはCBとしてプレーできる。バルベルデは今日の練習で良い感触を得ていたので様子を見なければならない。オサスナ戦で負傷していたが、回復する時間がもう1日ある。さらにアセンシオは右サイドバックでもプレーできる」

チーム状態
「ここ3試合は厳しかったが、良い結果を得たのはシティ戦だけだった。しかしチームは良いプレーをしている。それは我々に自信と前向きなスピリットを与えてくれる。質の高い良いプレーを続けなければならないが、何よりもここ数試合で目立ったのは我々が犠牲を払い、チームとして献身的に取り組むことができたことだ」

ルーカス・バスケスは出場するか?
「まだできない。ベンチには入れるだろうが、まだ回復プログラムを終えていない」

この試合の動画はすべてRM Playでお楽しみください

エムバペ
「モチベーションが高いし、彼が示しているようにフィジカル面もいい状態だ。彼は冷静沈着な男だ。ストレスにとてもうまく対処し、ストレス管理もうまい。とてもよくやっている」

リーガにおける最近のレフェリング
「私はこれまで、起こったことや起こっていることについて意見を述べてきた。それは非常に驚くべきことであり、その点に関して付け加えることは何もない。我々はオサスナ戦、アトレティコ戦、エスパニョール戦で起きたことに満足していない。この3試合は自分たちが不利になった試合であり、理解できない。最近の試合のミスは非常に明らかなものだった」

ヨーロッパの大会でのレフェリングについて、より落ち着いているか?
「ヨーロッパの大会のレフェリングについてはより落ち着いている。それはデータが物語っている。ヨーロッパの大会ではVARの介入がはるかに少なく、必要な時に介入する。チャンピオンズリーグは通常、各国のベストのレフェリーが審判を務めていることを考慮しなければならない。その点でクオリティは非常に高い」

VARについて
「VARがレフェリーから少し、あるいはかなり、あるいはあまりにも多くの責任を奪ってしまっていると思うので、疑問を抱いている。主審から責任を取り上げるのは危険だ。VARはサッカーとして介入するためではなく、あからさまで明白なミスを取り除くために導入されたものだ。多くの場合、それはイメージのために求められ、サッカーの自然さをすべて奪っている。我々に対するものだけでなく、足を踏みつけることに対してはPKが課せられると考えられているが、どれだけの選手や監督がそれに同意しているのか分からない。ボルハ・イグレシアスに対するルノルマンのPKは、チュアメニカマビンガのように理解しがたい。VARの介入が減れば審判の責任が増し、ミスを犯す可能性があるが、VARによって判定が下されることは理解できない」

ベリンガムの退場処分に対する制裁
「もちろん我々は彼が制裁を受けないことを望んでいる」