アンチェロッティ:「我々は準備ができており、前進し続けることを望んでいる」

「シーズンの終わりが近づいていて、試合ごとに重要度が高まっている」とヘタフェ戦を前に指揮官は語っている

アンチェロッティ:「我々は準備ができており、前進し続けることを望んでいる」
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カルロ・アンチェロッティ監督がコリセウムで行われるリーガ33節ヘタフェ戦(スペイン時間:水曜21時30分、日本時間:木曜4時30分)を前にシウダー・レアル・マドリードで記者会見を行った。「ヘタフェがどうプレーするか誰もが知っている。激しいサッカーをし、非常に組織されたくさんのドゥエルをする。我々の前に待っているのはそういう類の試合。我々は準備ができていると思う。シーズンの終わりが近づき、1試合ごとの重要度が高まっっている。なぜなら我々は大いに勝負を賭けていて、前進を続けたいと願っている」。
「今季我々が抱える問題はかなり明白だと思う。たくさんのことを言う必要はない。我々は後方で重要なピースを失い、その穴埋めに多少苦しんでいる。我々は自分たちのプレーのアイディアを少し変えた。我々は違う特徴の選手たちを抱えておりこのバランスを見つけるのに難しさがあったが、多くのものを賭けて戦っているからこの最終局面でそれが見つかるのを願っている。残っている試合でバランスが見つけられなければ我々は勝利が難しくなるだろう。もしそれがあれば勝利が可能になる」。
エムバペとメンディ
「彼らは明日の試合には準備ができていない。数日内には練習をすることになり、土曜の試合には準備ができていると期待している」。
ヘタフェ戦の先発メンバー
「明日の先発メンバーは日曜夜の試合での消耗を考慮したメンバーになるだろう。今日の練習では選手たちはとても良い形で回復していると見ているが、何人かは少し疲労が残っていてそれは普通のこと。明日状況を見て行く」。
リーガとカップ戦を勝ち取った場合の自身の去就
「サッカーの世界ではあらゆることが可能。私が驚くことは何もなく、あらゆることが起こり得る。
「私は誰に対しても何に対してもリベンジすることはない。私はこのベンチがこの上なく好き。最初の就任時がとても気に入り、第二期が気に入っているところ。できることならこれが可能な限り長く続いて欲しい。いつか終わるとすれば私は感謝することになるし、このクラブに帽子をとって挨拶する。それだけ」。
エムバペへの抗議の口笛
「その記事を読んだが、実際に自分の耳では聞いていない。彼は怪我により心を痛めている。なぜならチームを助けることができないからで、土曜に出場可能な状態になるため全力を尽くしているところ」。
エンドリッキの状況
「彼は成長しており、しっかり練習している。我々は彼の強さとレベルの高さを必要としてる試合があるから今より多くの主役の役割を担っている」。
クラシコの重要性
「クラブワールドカップを除いて我々に残っている2タイトルはバルセロナに勝つことが必要。現時点で我々が抱えていない唯一の疑問はこれ。我々が2大会で勝利したいのならこの2試合に勝たなければならない。次の試合で良い試合をしカップ戦決勝に焦点を合わせなければならない。それをし、成し遂げることができるという自信がある。この点で何かを変えなければならないというのははっきりしていて、何かをすることになるだろう」。
個人的な状況
「私はクラブととても良い状態。クラブには今年がより難しい一年だという意識がある。昨年よりも難しいというのは明白。昨年のようなシーズンというのは非常に稀。我々は一緒になって難局を乗り切ろうとしている。ハネムーンは続いている。私は大きなプレッシャーとともに非常に満足し幸せだが、そういうこと。シーズンのこの時期というはとても大きなプレッシャーがある。成功に近づいていて、ストレスやプレッシャーが大きくなるのは普通でありはっきりしている。ストレスは私にとってガソリンで、不快ではなく、さらに多くのことを考えるためのより多くのエネルギーになる。朝に私が起きるまで全ては順調(笑)」。
手堅さとチームのやりくり
「それについて何度も聞かれている。イタリア語ではこんなことわざがある。問題がある時にはいつも左手について言われる。最初の時期にも同じことがありたくさんの左手があった。私としてはありのままの自分として人々との関係に対処しようと努める。今季私は何度も怒ったが、それは強引なやり方をするという意味ではない。私のキャラクターは人々と同じレベルでのオープンな関係を築くということ。そのためには尊敬の気持ちを持ち、尊敬されることが不可欠。ここではそれがあり続け、それは難しい瞬間の今も同じ」。
RMプレーでこの試合のすべてのビデオを視聴する
「私は左手のタイプ。なぜなら誰も私と右手の関係を持っていないから。私の父も、私の監督たちも、先生たちも誰も。別のクラブで何回もムチを使わなければならないと言われた。私はそれができず、ムチを使って人を扱う方法だというなら別の監督を雇えば良い。私にとってはそれは方法ではない」。
来シーズンの補強について動いている?
「ここではシーズン途中に選手補強のことを考えることは決してない。このクラブは常にシーズン終了後に補強を考える」。
チームの計画と問題
「もっと良く出来たかと言われれば答えはイエス。私はいくつかのミスを犯したという責任がある。それはシーズン終了後にできるかもしれない分析であり、この考察は正しいかもしれないができることならそれが重要なものではないものになって欲しい」。
カップ戦の前のリーガ日程
「そういうことは起こり得るので文句は言わない。それらは状況。アスレティックは木曜と日曜に試合があったから火曜にプレーできたかもしれなかった。火曜に試合をするために(前試合を)土曜にすることはできなかった。回復するための時間が十分にあったから問題ない。同時に試合間隔が少なく移動がない。もっとも21時30分という時間は多くの人が寝ているからもっと良い時間でプレーすることができたかもしれない。願わくば私の選手たちが明日寝ることがないよう願っている」。
フラン・ガルシアについて
「良くなった。より多く出場し、常に良いパフォーマンスを見せている。いくつかの試合でカマビンガを起用したのは2選手と違う特徴を持っているというのが理由だった。カマビンガは中央部でのプレーに慣れていて、フランはアウトサイドでプレーするためにサイン近くをとてもうまく利用する。ビニシウスJr.がアウトサイドでプレーする時に何度かそのレベルの高さを証明するための難しさがあった。この点からカマビンガをサイドバックとして起用した」。
カップ戦決勝のための役割
「彼らの方が我々より良い状況のように見えるが、決勝は決勝。予測できない事がある。マドリードを決勝戦の被害者とするというのは私から見て多少やりすぎだと思う」。