アンチェロッティ：「ヘタフェ戦は厳しい試合なので、勝つために良いプレーをしなければならない」

カルロ・アンチェロッティ監督がヘタフェ戦の前日、シウダー・レアル・マドリードで行われた記者会見に出席し、次のように語った。「ヘタフェは価値がある守備がとても良いチームだ。昨年は厳しい試合だったが、最終的に我々が勝利した。勝つためにはうまく攻撃して、ゲームをコントロールし、良い試合をしなければならない。ボルダラスは良き友人であり、良き人間であり、偉大な監督だ。人としても監督としても尊敬している。彼のチームはいつもすべてそうだが、厳しい試合になるだろう」

「リーガのここ2試合チームのダイナミズムは向上しているが、多くの選手を欠いていることを考慮しなければいけない。明日はロドリゴが復帰する。辛抱強くなるという考えが正しい。困難な瞬間にある時、そこから抜け出す最も簡単な方法は物事を単純化することだ。何かが欠けている時は守備をベースに始める必要がある。チームが良い守備をし始めていることは自信になるし、それはサッカーにおいて必要不可欠で基本的なものだ」

エムバペについて
「彼の問題は全体の問題だ。彼や私、そして他の選手たちのベストの状態を引き出すために努力するつもりだ。問題は1人の選手ではなく、継続性を持てず、ベストの状態を引き出せていないチームの問題だ。我々は改善し、それを達成するために全力を尽くすことを考えている。エムバペの考えも他の選手と同じだ。新加入選手個人の問題ではない。彼は順応し、ゴールを決め、アシストし、攻撃のプレーに関与しているし、みんなと同じようにもっとうまくやれる」

「彼はうまくやらなければいけないことを自覚しているし、他の選手と同じようにそれに努めてくれるだろう。リバプール戦は彼がPKを外したことで注目されたが、多くの選手がPKを失敗している。我々は彼をサポートし続け、チームの問題だと考えるようにしなければいけない」

左ウイングはエムバペかビニシウスJr.か？
「エムバペは左ウイングよりもインサイドでプレーすることに慣れており、ビニシウスJr.はその逆だが、ビニシウスJr.はインサイドで非常に危険なプレーができることに気づいている。それは試合次第であり、試合中にポジションを変えることもある」

心配しているか？
「エムバペのようにね。私は自分のベストを引き出すために全力を尽くしている。結果は私が自分のベストを引き出せていないことを物語っている。幸せではないし、ただ心配しているが、いつも通りうまく修正できるとと確信している。個人的にはとても幸せだけどね。監督の鏡はチームだ。集中できていなかったり姿勢を欠いていたら、それは監督の責任だ」

「私のキャリアで楽だったのは昨季の1年だけだ。それ以外のシーズンは問題を解決しなければならなかった。遅かれ早かれ問題は起こる。昨季のようなシーズンは考えられない。死ぬことになるので4月や5月よりも11月や12月に問題を見つけられる方がいい。問題は解決できるし解決するつもりだ。我々はリーガで非常に好調なライバル相手に戦っているが、近いところにいる。そしてこの後、スーパーカップやインターコンチネンタルカップを控えており、負傷者が帰ってくる。明日はロドリゴが戻り、次の試合ではチュアメニが復帰する。良いことがこれからやってくるので、コミットメントを持って良い姿勢で臨み、今のこの瞬間を耐えなければいけない」

チームに得点力不足か？
「特にチャンスが少ない試合では決定力を欠いていた。それが我々に欠けていることだ。リバプール戦はもしトランジションの精度がより高ければ、もっとチャンスを作れたはずだ」

バルベルデについて
「彼は現代的なMFだ。守備的なボランチにも2列目から入るインサイドハーフにもなれる……。強烈なシュート力を備えている。ベストのポジションはMFだ」

エンドリッキ
「明日の試合で勝つために理想的な選手だと思えば出場するだろう」

アセンシオの仕事
「みんなが戻ってきたらポジションを争うことになるだろう。なぜなら彼は出場した試合で、レギュラーにふさわしいプレーをしていたからだ。ボールを持った時にとても良いプレーをしていたし、ボールがない時のポジショニングもうまかった。自分の仕事を全うしており、他の選手とポジションを争うのに値している」

冬の移籍市場
「今、選手獲得について考えるのは時間の無駄だ。考える時間は1ヶ月ある。アラバはとても良い状態なので間もなく戻ってくるだろう。我々は優先すべきこれらすべてのことを検討しなければならない」