アンチェロッティ:「難しい状況のなか我々は良い形でやっている」

「近年の対戦で我々が苦労している相手との要求度の高い試合。相手は良いプレーをし、ホームで強い」と指揮官

アンチェロッティ:「難しい状況のなか我々は良い形でやっている」
ニュースAlberto Navarro

カルロ・アンチェロッティ監督がリーガ17節のラージョ・バジェカーノ対レアル・マドリード(スペイン時間:土曜21時、日本時間:日曜5時)を前にシウダー・レアル・マドリードで記者会見に臨んだ。「シーズンのこの時期ということでなおさら要求度の高いゲームになる。ラージョにはいつも苦労している。相手は良いプレーをしホームで強いが、我々には自信がある。
1日多く休暇を取りチームは良い形で回復して来ている。我々は勝ち点3を取るべく気持ちの高まりとともに試合に挑む」。


「私はできる限り最高の形で自分の仕事をしなければならず、我々は難しい状況のなか良い形でやっていると思う。我々はすべての大会で戦っていて、コーチ陣やコンディショニングスタッフと分析しなければならない多くの負傷者がいる中で全てを狙って戦っている。皆さんが見ての通り状況は良くなり始めている。選手たちが戻り始め、戦線復帰が近づいているアラバとともに我々には気持ちの高まりがある」。 


アタランタ戦の勝利
「重要な局面で、我々は難しい試合で前進した。多くの責任感、取り組みの姿勢、組織的な仕事などがあった。完成度の高い試合になり、明日から始まる次の試合に向けた前向きな見通しが我々に広がった。来週水曜の試合は非常に重要だが、今は明日のことだけを考える」。


エムバペとカマビンガのリハビリ
エムバペの怪我は重いものではない。明日欠場するが、カタールへは行き、そこでリスクを考え試合の一部に出場できるかを見て行く。難しい部分はある。最近数回の代表戦ウィークによるリーグ中断で彼はここに残り休み、練習していた。それが良かったのかどうかは分からない。幸運なことに離脱期間は短く、以前のようなことにはならない。カマビンガの状態は良く、明日の試合に出場可能」。


センターバックとしてのチュアメニの努力
「まず彼の責任感に感謝する。なぜなら本来の彼のポジションではないところでプレーしているのだから。彼の自己犠牲の精神を大いに示している。そのポジションで文句を言わずにプレーしできる限り最善のことをしている。アタランタ戦とジローナ戦でとても良いプレーをし、彼とともにこの2試合に勝利したのは偶然ではない。専門のポジションではないことを考慮しなければならないが、彼はチームのためにやっている。彼は必要不可欠なボランチであり選手マーケットで稀なタイプ。アセンシオのような非常に信頼できるカンテラ選手がいるとはいえ、我々は非常事態にある」。


ビニシウスJr.への賞賛
「彼は我々にとって世界最高の選手であり、このレベルの選手の中で非常に稀な謙虚さを持ち続けている」。


ベリンガムがリーダー?
「どうか分からないが、非常に重要な選手であることは確か。彼の取り組みの姿勢、活躍、責任感から仲間が彼を選んでいる。そういう点でとても重要な選手。責任感があり、それは仲間が最も評価している点」。


ローテーション
「何人かの選手はローテーションできるが、14、15人のメンバー構成になっていると難しい。チームが良い状態でない時に若手を入れるのは必ずしも前向きなものにならない。そういったことを見て取らなければならない。エンドリッキについてよく語られているが、いつ彼らを投入するのかを私は考えなければならない。なぜならチーム状態に影響を与えることになりかねないから。簡単なことではない」。


エンドリッキ
「単に彼だけが練習しなければならないということではなく、全員がそう。彼はまだ非常に若く、その前には世界で最高の選手たちがいる。辛抱強くいなければならない。当然のことながら彼はもっとプレーしたいと思っているが、何かを要求するということはない。こういう形で学びを続けて欲しい。それがすべて」。


このチームのベンチが一番尻に火が付いている?
「どこもそうで、すべての監督がそのポストを維持するための問題を抱えている。すべては通常の範囲内。このベンチは当然燃えているけど、他でもそれは同じ」。


マンチェスター・シティでのグアルディオラの状態
「私が彼にアドバイスをすることはない。彼に対する私の意見は最近の結果で変わるということはない。彼は世界最高の存在で、サッカー界で一つの時代を作っている。彼は改革者。我々は多くのことを制御できるが、それは試合の結果ではない。多くの場合で彼にとって良い形で物事が進み、いくつかの場合でうまくいかないこともある」。


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