勝ち抜けへ向け一歩リード

レアル・マドリードがチャンピオンズリーグのラウンド16第１戦でアトレティコに勝利、12日水曜日にメトロポリターノで行われる第2戦へ向けてリードを手にした。ロドリゴが4分アンチェロッティ監督のチームにリードをもたらし、32分にフリアン・アルバレスが同点とした。後半にブラヒムが天才的なプレーから最終スコアの2-1とした。

欧州チャンピオンは試合開始早々に勝ち抜けへ向け先手を取った。4分バルベルデがガランの意表を突いてマークを外したロドリゴへ正確なパスを通し、アトレティコのディフェンダーに走り勝ったアタッカーは右サイドからエリア内へ侵入、左足で放ったシュートは鮮やかな軌道を描いて決まった。2分後にも同じ顔ぶれで再度のチャンス。ロドリゴがまたスピードでガランを上回りエリア内へ入った時に相手に腕を掴まれた。ベルナベウの観衆はPKを要求したがトゥルパン主審は笛を吹かなかった。

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時間は経過して行き、アンチェロッティ監督のチームは点差を広げるべく仕掛けた。22分ビニシウスJr.がゴール正面から放ったシュートはオブラクが止め、30分ごろにロドリゴが蹴ったサイドからのFKは敵の守護神をヒヤリとさせた。32分アトレティコが同点に追いつく。フリアン・アルバレスがエリア角から逆サイドゴールを狙ったシュートはクルトワにとってはどうすることもできず、1-1でハーフタイムを迎えた。

勝負を決めるブラヒム
後半に入っても試合展開自体は変わらなかったが、55分ブラヒムの天才的なプレーで我らのチームが再び先行する。アタッカーはサイドへ流れながらボールを受け、敵に囲まれながらもドリブルを続けわずかのスキをついて右足シュートをオブラクが守るゴール左隅へ決めた。マラガ出身選手の素晴らしいゴールでマドリードが2-１とした。

アトレティコは5分後に反撃、グリーズマンが逆サイドゴールを狙ったがクルトワが横っ飛びで得点を許さなかった。ここから試合終了までレアル・マドリードが試合を支配、両ゴール前でほとんどチャンスらしいものは無かった。最も決定的だったのは既にロスタイムでのエムバペの折り返しからのビニシウスJr.がゴール前で押し込もうとしたシーンだったが、ブラジル代表選手がボールに触ろうとする前にジョレンテがクリアした。準々決勝の進出チームは12日水曜にメトロポリターノで決まる。