ベリンガム:「逆転勝利を成し遂げられることに興奮している」
「スタジアム内のエネルギーが伝染するし、僕たちはベストを尽くす」とイングランド人MFは説明した

ベリンガムがチャンピオンズリーグ準々決勝第2戦(スペイン時間:水曜21時、日本時間:木曜4時)でアーセナルをホームに迎える前日、シウダー・レアル・マドリードで記者会見に出席した。「サポーターは重要だ。信じられないような雰囲気を作り出してくれる。スタジアム内のエネルギーが伝染するし、僕たち選手はベストを尽くす。サポーターがそこにいることを感じられるし、それが試合をより大きなものにしてくれる。それは僕たちにとって大きな意味がある。マドリディスタには彼らがこれまでにやってきてくれた以上のことを求めてはいけない。彼らは12番目の選手であり、常に全力を尽くしてくれる。彼らに誇りを感じてもらえるかどうかは僕たち次第だ」
「逆転という言葉を今週100万回くらい聞いたよ。サポーターやメディアの動画もたくさん見た。それは僕たちにとって大きなモチベーションになっている。レアル・マドリードのために用意された夜だ。それはみんながよく知っていることかもしれない。これ以上特別なことは何も加えられない」
準備
「エミリオ(ブトラゲーニョ)がアンデルレヒト戦の6-1の勝利について話してくれた。それは僕にとって最近の刺激の源になっている。最近のものも見た。 僕たちもその一員となり、このクラブの歴史に新たなページを加えたい。それは僕たち次第だし、チャンピオンズリーグで僕たちが成し遂げていないことは何もないと思う。明日は未来を作り続けるチャンスだ。それは僕たちにとってはとても重要だ」
ピッチでの感情
「ピッチ上で感情が高ぶるのは当たり前だ。いつもよりも大きな声でコミュニケーションを取る。僕たちは非常に異なる関係にあるので、お互いにそのように正直でなければならない。試合では多くのやりとりがあり、僕たち以上にそれを重要視している。そのような試合には100%の状態で臨まなければならない。僕たちにはあるのはモチベーションと逆転だけだ。他には何もない。興奮しているし、その瞬間が来るのを楽しみにしているよ」
感覚
「第1戦で見せたものよりはるかにいい。その試合が要求するものを理解しなければならない。ひとつの側面だけでなく、僕たちはベストを尽くせなかった。負けた時は何度も試合を見て、もっとうまくやれることを理解する。僕たちは明日それを示したい。負けることと学ばないことは別物だ。明日のためにそれをやらなければいけない」
それは君にとって何を意味するか?
「信じられないような環境だ。想像し得る最悪の結果のひとつだった。何らかの理由でうまくいかず、今はみんなが逆転を望んでいる。とても魅力的な雰囲気だよ。それが世界最高のクラブにいるということであり、僕にとってはまさにそれを意味している。プレッシャーはあるが、できる限り最高の結果を得るためにベストを尽くさなければならない。僕たちがやるべきことは逆転勝利を収めることだけだ」
相手より走ることがどれほど重要か?
「走れば走るほどより多くのチャンスを得られるし、論理的に考えれば、当然試合に影響を与える。最終的にそれはより多くの可能性を与えてくれる。昨季も同じことが起こった。僕たちは最も多く走ったチームではなかったが、最終的にはチャンピオンズリーグで優勝した。どのスペースをカバーするべきか、どの方向に走るかがどのような意味を持つかを理解しなければいけない。どこを走るか、走行距離を増やすか減らすかのバランスを見つけることが重要だ。それはその両方の組み合わせだよ。エミレーツではうまくいかなかったが、明日は間違いなく先週よりもたくさん走ることになる。そうすることでより良いプランを立てられることを願っている」
イングランドの恐怖
「レアル・マドリードの場合、ある種の期待がある。そのような試合になると、誰もが僕たちに逆転を期待する。明日はとても難しいものになるだろうし、イングランドではおそらくあまりないことだろう。例えばリバプールの場合、2、3年前に同じようなことがあり、彼らは勝利した。このクラブは何度もそれを成し遂げてきたし、だからこそこのクラブの規模と偉大さは本当に印象的なんだ。だからこそ期待も非常に大きい」
いつ逆転を信じ始める?
「正直、試合後は難しい瞬間なので複雑だ。難しいものになると思うけど、話しているうちに自分がどれほど自信に満ち溢れているかが分かるし、それを信じ始めるんだ。そういう意味で僕たちは以前にも経験があるし、それは伝染する。自分が置かれている状況をより快適に感じられるようになる。それは実質的にすぐだった。バスに乗っていた時は今とは違っていたけれど、すでに自分たちを信じていた」
逆転の可能性がどのくらいあると思うか?
「僕たちに自信を与えてくれるのは、自分のクオリティ、クラブの歴史、そして全力を尽くしてくれるサポーターの存在だ。ベルナベウでは魔法のような夜が何度もあった。おそらくあの試合では最悪のプレーをしたと思うが、まだチャンスはある。僕たちは物事をもっとうまくできると信じている。方法がないと思うこともあるが、それでもチャンスを持ち続けている。注意力と自信のレベルを高める必要があるし、僕たちは自分たちの能力を信頼している」
「FKには少し驚かされたよ。あの選手が2ゴールを決めるのを長い間見ていなかったからね。僕たちにとってそれだけが驚きだった。アーセナルはとてもいいチームだし、素晴らしい監督がいることも知っていた。とてもよく組織化されている。印象に残ったことはたくさんあるが、驚かされたことは何もない」
何か示すものはあるか?
「少し難しい試合もあったが、それでも勝つことができた。それがそれらの試合から得られる最高のものだ。ホームでもアウェーでも同じような状況があった。試合にはネガティブな要素もあるし、常にすべてがうまくいくわけではない。悪い時はよりそのことが関係してくるが、勝った時はあまり話されない。今季はとてもいい瞬間があったし、僕たちには悪い状況に関係なく、物事をうまくやり遂げる力がある。チームと自分たちの可能性に自信を持たなければいけない。歴史にこだわるだけでなく、対戦相手に誰であろうと日々の努力が重要だ」
1点差で勝利した試合
「いいプレーができなかった試合もあるが、僕たちは勝つ方法を見つけることができた。もしかしたら1点差で勝利する必要があったのかもしれない。明日はもっとゴールを決める必要がある。そのことを意識し、自分たちのベストのレベルを発揮しなければいけない。でも、もしここ数ヶ月、1ゴール以上決めていれば心配はない。環境はまったく違うし、明日はベストを尽くして勝てることを願っている」