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欧州大会の10度目優勝は2018年5月に達成。ノベナを含め5冠達成し歴史的なシーズンとなった2014/15季に続くタイトルだった。この10年間でリーガ5回(2013年、2015年、2016年、2018年、2019年)、国王杯6回(2012年、2014年、2015年、2016年、2017年、2020年)、スーパーカップ6回(2012年、2013、2014年、2018年、2019年、2020年)に優勝している。
フロレンティーノ・ペレスが2度目のクラブ会長職に就任した2009年以来、バスケットボールチームへのバックアップはより完璧なものとなる。ヨーロッパで最も高名な指導者、エットーレ・メッシーナが監督に就任。NBAからはルディ・フェルナンデス、セルヒオ・ロドリゲス、そしてジェイシー・キャロルらの将来有望株も加入した。また、セルジ・イバカがアメリカのリーグ停止期間にプレーしたこともあった。
2011年夏、かつてレアル・マドリードの選手だったパブロ・ラソが監督に就任すると、いよいよバスケットボールチームの活性化は本格化する。その攻撃的プレースタイルは1戦目から披露され、2012年には国王杯に優勝。ラソ監督のバスケ哲学がチームに根付いた2013年にはユーロリーグ決勝に進出、リーガACBもバルセロナを破って優勝した。2013/14シーズンはスーパーカップを掲げる滑り出しで、2月には24回目となる国王杯優勝を果たした。
2014/15シーズン、9度目のヨーロッパカップを獲得。チームは3シーズン連続で決勝に進出していた。欧州での成功に加え、32度目のリーガ、スーパーカップ、国王杯をバルセロナの目前で達成した。2015/16シーズンも勝者の勢いは止まらない。ブラジルのバウルに勝利しコパ・インターコンチネンタル、グラン・カナリアとの決勝を制し獲得した26度目の国王杯のタイトル、バルセロナを破り獲得した33度目のリーガのタイトルを手にしている。
2016/17シーズン、バレンシア・バスケットを決勝で破り、クラブ通算27回目となる国王杯4連覇を達成。そして翌シーズン、レアル・マドリードはベオグラードで再びユーロリーグ王者に輝いた。決勝でフェネルバフチェに勝利し10回目の優勝トロフィーを掲げたのだった。その数週間後、パブロ・ラソ監督率いるチームは34回目のリーガ優勝を果たし2冠を成し遂げた。2018/19シーズンはサンティアゴで獲得したスーパーカップでスタート。2018/19シーズンはサンティアゴで行われたスペイン・スーパーカップ優勝でスタートし、35回目のリーガ優勝で幕を閉じた。2019年再び制覇したスーパーカップ。2019年のスーパーカップを制覇し、通算28回目の国王杯優勝は2020年にマラガで実現された 2020/21シーズンはスーパーカップ3連覇でスタートした
喜びと攻撃的なバスケットを目指すパブロ・ラソのプロジェクトは多くのタイトルをもたらした。中でも際立っているのは2015年、2018年に獲得した2度のヨーロッパカップ。1度目はマドリードでオリンピアコスを78対59破って獲得。ノシオー二が大事な試合のMVPに選ばれた。2018年、チーム通算10度目のヨーロッパカップを獲得。場所はベオグラードで相手はフェネルバフチェ。ドンチッチが際立った大会で、大会最優秀選手、フィナルフォーの最終週選手に選ばれた。
リーガACBにデビューして15年となるフェリペ・レジェスがチームを新たな王座に導く。常にベンチからコートに入るコルドバ出身の選手は、2012-13シーズンのバルセロナとのプレーオフで決定的な役割を果たした。レアル・マドリードは33試合中38勝という滅多にない好成績でクラブ通算31度目のリーガ優勝を遂げ、レジェスはアルビダス・サボニスと並ぶ、自身2度目のリーガACB決勝MVPに選出された。
2013年10月から2014年1月、レアル・マドリードはバスケット部門で史上最高の記録を作った。公式戦31試合に連勝(リーガ16、ユーロリーグ13、スーパーカップ2)とし、パブロ・ラソ監督率いるチームは、1960−61シーズンにフェランディス監督のチームを上回った。ACBリーグ無敗でパーフェクトは前半戦を送ったあと、ロス・ブランコスは通算24回目となる優勝を飾った。この試合で感情を高ぶらせる40分を過ごしたあと、試合終了まで0.1秒のところでセルヒオ・リュルがバルセロナを破るショットを決めた。またニコラ・ミロティッチがMVPに選ばれた。この国王杯は、チームにとって2013年のACBリーグ、スペインスーパーカップに続く3連続のタイトルとなった。